北京(2003/02/02)
eawind
この日は朝10:00くらいにゆっくり起床して、朝食にパイコー麺を食べた後(またまた健君のお父さんに付き合って50℃の白酒も)、ニッキー達と万里の長城までバス観光に出かけた。
万里の長城までは通常バスで一時間半くらいかかると思うのだけれど、走行途中でバーンという破裂音が何度かした。最初はこの時期よく耳にする正月の爆竹だろうと思っていたら、バスのエンジンが故障してしまっていた。中国のクルマは結構古いのも平気で走っている。多分故障しても、日本みたいに新車に買い換えるわけでもなく、何度も修理して乗り続けるからだろう。このバスも日本だったら廃車だと思うが、エンジンを載せ換えるか何かして、そのうちまた使われるような気がした。といってもすぐに直る程度の故障ではないので代わりのバスを待たねばならなかった。おかげで、その間少々時間をくった。このバスツアーは昨日観光していた故宮にてちょっと怪しげなおじさんに勧誘されたもので、ニッキーが選んだものだ。値段もそれほど高くなかった。その後は特に大事はなくバスの旅は続いた。たが、相変わらず北京の道路は質が悪い。至るところ継ぎ接ぎだらけで、おまけにバスの椅子が傾き掛けていて、腰が痛くなった。
訪問した万里の長城は八達嶺というところで、ちょうど八達嶺高速道路が通っているすぐ脇にある。行ってみると重機なんかない時代によくこれだけのものを作ったと、まじまじと関心してしまうのだが、遊牧民族の襲撃に対する恐怖がこれほどまでのものを作らせるということが異民族侵略の経験があまりない日本人には心底理解できないことだと思う。
さて、その後バスのツアーは鉱石の博物館と、十三陵(皇帝のお墓)へと進み、また北京の中心部へと戻ってきた。ニッキー達が途中のバスの中で、同じ香港人の女性三人組と仲良くなった。ニッキーはいつも社交的ですぐに友達ができる。そういえば自分を空港で誘ったのもニッキーだった。バスの旅程が終わった後、女性三人組も含め、全員で夕飯を食べに行った。夕飯は昨日に引き続き、白酒を飲み、北京ダックと羊肉のしゃぶしゃぶを食べた。