上海(2003/02/13)
eawind
翌日、9時くらいまでゆっくり寝た後、部屋が一緒だった日本人の青年と一緒に部屋を出て、上海駅まで行き、まずは広州行きの切符を買うことにした。彼は上海を基点にして、中国の南部(成都・雲南・広州)をぐるっと一周してきたところで、上海に来る前は広州にいたという。それなので、広州行きの列車の情報をいろいろと聞くことができた。自分は次の訪問地を北京で知り合った友達のいる香港と決めていた。その香港行きの列車が広州から出ているという。彼はビザと予算の都合上、香港にはいけなかったそうで、羨ましがっていた。
列車の切符を買えたのち、テレビ塔(東方明珠広播電視塔)まで地下鉄に乗って移動した。上海の地下鉄は北京のそれとは違ってとても近代的である。北京は券売機・改札機はなく、すべて人力であるし、車両は旧型である。それに対して上海は自動化が進んでいて、列車もとても綺麗である。この列車が結構いいデザインなので日本にも走らせたいものだった。
テレビ塔(東方明珠広播電視塔)に着くと、どこまでエレベータに乗るか迷った。塔の最上部が100元、中央部で50元かかる。二人相談した後、なるべく安く済ませようと50元のほうを選ぶ事にした。安いけど、これで結構十分である。
中央部でも結構高いところにあるので、十分上海の町並みを堪能できる。エレベータで下り終えると、次は昨日行った黄浦江の公園とは反対岸にある別の公園で再びビル群の景色を眺めた後、バスに乗って黄浦江に架かるレインボーブリッジみたいに大きな橋を渡って、黄浦側へ戻った。
夕方には中国語の先生の友達に会う約束をしていて、それまでにまだ時間があったので、いったん宿に引き返して、しばらく休息する。6時前に宿を出て、人民公園まで30分くらいかけて、南京東路を伝って人民公園まで歩き、そこで友達に出会う。彼も僕と同じくコンピュータのプログラマをしていて、半年くらいあとに日本に仕事をしに行くとの話をしていた。彼は英語が話せるので、日中英三ヶ国語交えていろいろな話をすることができた。みんなで一緒に夕食を食べようということになって、市内の中華料理屋で三人仲良く夕食を伴にした。
ちょうど日本人の青年は数日後に日本へ帰国するということだったので、夕食を食べた後、豫園のお茶屋に行って、茶葉を吟味する。ここで試飲できた龍井茶は格別の味だった。小さな器と急須で飲む中国流の茶道を店員が披露してくれた。その後は三人で浦江飯店まで歩き、中国語の先生の友達とはホテルの前で日本での再会を約束して、別れた。