マカオ・深圳(2003/02/21)
eawind
次の目的地である桂林へ向かうための飛行機に乗る深圳空港へは香港〜マカオ間のチケットとセットで買っていたので例の高速船で移動することになっていた。出発はお昼過ぎだったので、時間をもてあます。マカオグランプリの博物館に行ってセナやシューマッハの優勝マシンを見たあと、グランプリスタンドに行きしばしたそがれる。
午後の3時になると船は出港。再び高速船に揺られながら(今日は結構揺れる。)、一路深圳へ。到着後すぐに無料バスが出ていてここから深圳空港まで行くことができる。港から空港までは10分くらいで到着。だが、飛行機の出発時間は20:10である。それまで時間がもてあまされる。トミーが僕のために深圳の市内地図を用意してくれていたので、とりあえず行ってみようと思う。
タクシーを拾って、深圳中心部に到着。途中、深圳は経済特区のため、検問があってパスポートを見せる。それにしても空港と市内が結構離れていて、タクシーで40分かかり、120元が吹き飛んだ。表立った通りを探しぶらつく。ここは香港とは目と鼻の先だが、やはり大陸。雰囲気が香港とまったく違う。また、タクシーを拾って空港まで戻る。特に深圳ではすることはなく、タクシー代が高くつくだけに終わった。
飛行機に乗ると、隣に女性が座っていて、しばらくしていると、彼女が財布を取り出し、そこに日本の千円札があるのを見つけて、思わず「日本の方ですか?」と声を掛ける。彼女は中国籍だが、上智大学に留学して以降、日本の企業に勤め、今では日本人の旦那さんまでいるという。7年間日本に滞在し、日本語はほぼネイティブの話し振り。話をしてみると、今は仕事を辞めて、ちょうどできた時間を使って、ふるさとの桂林に里帰りする途中だという。その前に香港・マカオと観光していたそうで、昨日はマカオに滞在していたそうだ。
久しぶりの日本語で話は尽きず、途中激しいエアポケットに何度も揺られながらのフライトであったが、1時間ちょっとのフライトはあっという間に過ぎた。空港からはバスに乗って市内に移動し、タクシーに乗り換えて、彼女が宿探しを手伝ってくれた。桂林の駅から少し離れたところに人民解放軍が経営する招待所があって今日はそこに宿泊することになる。彼女とはここで別れ、移動に次ぐ移動の一日は終わった。