桂林(2003/02/22)
eawind
昨日の夜にこの招待所に到着したときに、今日の遊覧船ツアーを予約していたので、朝の8時からバスが迎えに来て、これに乗って出発する。外国人向けのツアーは結構高くつくので、中国人向けの300元のツアーに参加することにしていた。それなので周りはすべて中国人で、外国人は自分ただ一人。言葉がいまひとつ解らずとも、何とかなるものだ。ガイドさんに言われ、武漢から来た社員旅行のグループにくっついて行動することになった。
バスはまず船に乗る前に宝石店に到着。北京の万里の長城ツアーでもそうだったが、なぜか宝石店を訪れる。これが結構いい観光収入源になるのだろう。買うものはなく、船に乗り込み4時間、璃江の川下りを堪能する。果てしなく、水墨画の世界が続く。
武漢からの社員旅行御一行といろいろと話をしたり、パサパサのご飯と冷めた炒め物でイマイチだったが昼ごはんを船の上で食べ、展望室に行ってゆったりと景色を眺める。若い女の子が写真を撮ってとお願いしてくる。変わりに自分も撮ってもらう。南京から家族旅行で来たそうだ。
そうこうしているうちに、船は終着点に到着。そこからまたバスに乗り、鍾乳洞に行く。その昔、ここ桂林の地は海の底にあり、それが珊瑚礁となり、隆起した後に残る石灰質の土地が、長い年月をかけた侵食にともなって、この不思議な形をした山々や鍾乳洞が造られることになった。この鍾乳洞は途中から地底湖になっていて、20人乗りくらいの渡し舟に乗って出口まで移動する。ここで聞いた船頭の歌う民謡がなんとも郷愁に浸らせてくれるものだった。