桂林(2003/02/23)
eawind
朝方、招待所のお手伝いの女の子が部屋に掃除に来て、飛行機で仲良くなり一昨日招待所を探してくれた日本在住の中国人女性を誘って三人で一緒に食事をしようという。早速女性に電話してみるが、あいにく留守。とりあえず、一人で桂林の街をぶらつくことにした。
まずは象鼻山という桂林市内にある公園に行く。象鼻山は桂林特有のあの切り立った山が市内にあって、頂まで登ることもできる。ひとまず、20元を払って頂まで登ってみる。ここからは桂林市内が一望できる。
その後、駅に行って西安までの切符を買う。今回は臥輔が確保できず、硬座となる。また、北京⇒上海のお尻の痛い旅程の再来と思いながらも、しょうがないと思いながら、宿に引き返す。
ちょうどフロントに着いたときに、例の女性から電話がかかってきて、夕飯に誘う。再び桂林市内をぶらつき、コンピュータのショッピングセンタービルがあって、眺めて回る。違法のソフトをたくさん売っている。さすが中国。著作権法などあってなきが如く。あとは露店を冷やかして巡るうちに夕方になったので宿に引き返して、お手伝いの女の子と一緒に女性との待ち合わせのマクドナルドに向かう。
桂林にはマクドナルドは一店舗しかない。そうして近くの中華料理レストランに入って、15皿くらいを注文し、これでもすべてで60元と格安の料金だった。日本語でまとまった話ができて、この日はとても満足だったが、言葉のわからないお手伝いの女の子は少し不機嫌気味だった。帰りは招待所のフロントまで一緒に来て送ってくれて、女性と日本での再会を約束して別れた。
そのあと、人民解放軍の軍人でもある招待所の主人や数人の男達とフロントでいろいろと話しをした。やはり靖国問題や侵略問題を問いただされ、日本とアメリカの政治は良くないと語り、こちらは辟易していたが、日本の人々は良いとフォローはちゃんと入れていた。そして、話をしている間、沙田柚(ザボン)という子供の頭ほどある大きなみかんを剥いて、分けてくれた。これが結構美味しかった。
部屋に戻ると、一旦別れたのにお手伝いの女の子が自分の部屋まで入ってきて、あれやこれやと質問攻めをする。異国の日本にとても興味ありげだ。でも、なんだかあまり好ましい状況ではないので、晩くならないよう適度に話をした後、そろそろ寝るからといってお引取りいただいた。
その後、昨日に引き続きシャワーを浴びたのだけれど、ここのシャワーはものすごいヤクザな作りだ。トイレの便器のちょうど真上にただのパイプの先端がぶら下がっており、そこから出てくるのはお湯ではない。もともとお湯が出るらしいが、このときは出なかった。しかし、気温が高いので、水浴びで十分だった。特に問題はない。明日は西安に向けて出発だ。