桂林⇒西安(2003/02/25)
eawind
朝目を覚ますと外は華北の一大農業地帯である。午前中に学生の二人が鄭州で降りると、今度はやはり学生の男の子が正面に座って、またまた筆談を始める。列車は貧乏旅行や里帰りをする学生や若者でいっぱいだ。なんだか、楽しい車内。中国のこれからの高度経済成長を支える若い世代の詰まった列車。外は窰洞(ヤオドン、乾燥した土地に穴を掘って暮らす住居)でいっぱいの切り立った崖がそびえる乾燥地帯。風景は一変している。
話したり、昼寝したりを繰り返し、夜の8時に西安に到着。29時間にもわたった列車の旅の終わり。まずは、宿を探さなければいけない。いつも新しい街に行った際には、必ずどこの都市でも市内地図を売っているので、西安でも早速これを購入し、宿探しの糧にする。かつての長安。奈良も京都もこれを参考にして碁盤の目の街造りを行った。今日は駅から15分くらい歩いた、招待所に宿を決め、ゆっくり休むことにした。