西安(2003/02/26)
eawind
長い座席の旅に疲れていたので午前中は招待所のベッドでゆっくり休んだ。午後からまずは西安駅に敦煌行きの切符を買いに行く。
その後は兵馬俑へと市内バスで赴く。着くや否や、怪しい日本語を話す中国人がわんさかと声を掛けてくる。どうやら、兵馬俑のガイドをするサービスらしいが、値段を聞いて80元と観光地価格なので断ることにする。それでも入場料は100元を払って、中に入場する。ここには3号坑まであって、一通り見て回る。ひとつひとつの坑が雨風をしのぐために体育館みたいなつくりをした屋根付きの建物で覆われている。そこに秦の兵隊や騎馬を模した像が幾重にも並んで配置されている。この日は人民解放軍の集団が旅行で来ていて、そこらじゅう兵隊だらけである。現代の兵隊が古代の兵隊の像を見学にきているなんてちょっと奇妙な光景だった。
帰り道、途中のバス停を降り、始皇帝稜を登り周りを眺める。周りには広大な畑が広がっており、ここからの眺めは爽快だ。この地下に始皇帝が眠っているらしいが、掘り起こすことは誰もしていない。エジプトのピラミッドみたいにそのうち発掘が行われるのだろうか。宮殿みたいな豪勢な墓が真下にあると思うとなんだか不思議な感じがする。
それから、市営バスじゃなくて私営のマイクロバスに乗る。市営バスより早くバス停に来たからだ。高速道を通って一時間くらいで西安駅に到着する。そこから歩いて宿へ引き返した。夕食は宿の向かい側にある刀削麺屋に行って熱々の排骨刀削麺を頂く。これが非常に美味くて、体が温まる。