アルマティ(2003/03/12)
eawind
タルガート君が朝食にマンティ(中国では包子と言った、要するに肉まんである)をくれた。それにケフィール(要するに飲むヨーグルト)もくれた。彼が紅茶を飲みますかときいてくるので、僕は持っていたジャスミンティーを取り出し、こちらを飲もうよと勧めた。二人で一緒に夕食を取りながら、いろいろ楽しい話をすることができた。食べ終えるとタルガート君は研修先の病院に向かって出発した。
今日は旅行代理店も開いている日なので、徒歩で移動する。程なく旅行代理店に着き、35ドルを払って外国人登録をする。また、ロシアビザも取得する必要があったので、尋ねてみると扱っているという。ウズベキスタンに行くのはなんだか遠回りをすることになるので、直接ロシアに行きたくなってきた。ロシアビザの取得に関してはメールで送ってくれるという。
旅行代理店をあとにすると、バザールまで徒歩で移動する。昼食はカフェに入ってピロシキ二つとチャイを頂く。昨日、生活用具を盗まれたので買出しをしようと思っていた。まずは、眼鏡屋に行ってコンタクトレンズを購入する。それから、下着や石鹸を買おうと思って歩いていると、昨日まで列車のなかで一緒だった李君に偶然出くわした。僕にりんごや肉やパンをくれたあの大学生だ。昨日の盗難の出来事を話し、買出しをしていることを伝えると、彼は親切にも僕をバザールの安い店が集まっているところまで連れて行ってくれて、買い物を手伝ってくれた。買い物を終えると、さわやかに彼は帰っていった。
僕はお腹が減ったので、近くのウイグル食堂に入って、ピラフとサムサを食べる。そしてチャイで締めくくる。それから、市内を散策してみるが、どうも、ここはかなりの標高にあるらしく、酸素が薄いため少し歩くとすぐに息が切れる。宿につく頃にはクタクタになっていて、その後、昼寝をする。しばらくして、タルガート君が帰ってきて、今日の朝食のお返しにとサムサとピロシキを買っていたが、彼は友達と飲みに行く約束をしているということで、すぐに出て行った。僕はそれなので一人で食事をすることにした。