モスクワ(2003/03/28)
eawind
朝、起きると部屋で列車で食べるように買って残っていたビスケットを食べて、簡単に済ませ、先ずは地下鉄に乗ってチューホフスカヤと言う駅で降り、大使館にウクライナビザを取得しに行く。
ウクライナ大使館には大勢の人だかりができていて、中になかなか入ることができない。みんな多分ビザを待っているのだと思い、列に加わる。しばらく待ってもやはり入れそうにないので、近くの人に「自分はビザを取得したいのだが、どうすればいい?」と聞いてみたら、「入って行っていいんだよ。」と教えてくれる。外で待っている大勢の人たちはビザではなく何かほかのものを待っているのだろう。
中に入るとカウンターがあり、そこで申請用紙をもらう。インビテーションは必要かと聞いたところ、必要ないという。それなので、一通り用紙に記入して持っていくと招待者の項目に何も書いていなかったので、ここに何か書けと言われる。書くのは滞在するであろうホテルの名前で良いらしい。しかし、今はウクライナについての宿情報を何ももっていないので、途方にくれる。
仕方なく、大使館を一旦後にして、表通りに出てみる。近くに割と大き目の本屋があって、そこに入ってみたら、東ヨーロッパについての英語で書かれたガイドブックが売られている。ここにウクライナの情報も載っていて、キエフにあるホテルもいくつか紹介されている。早速、これを購入して、大使館まで行き、適当なホテルを選んで用紙に記入して提出した。取得は5日(3営業日)後である。カザフやロシアのビザに比べて、比較的簡単に手続きすることができた。
その後、トゥベルスカヤ通りを歩いてクレムリンまで行き、赤の広場を見て、アルバート通りに至る。アルバート通りの貴金属品店で、スイス製アーミーナイフを購入する。アルマティで同じものを買っていたが、列車で会ったアレクセイに売ってしまっていたからだ。
その後はまたホテルに引き返し、売店で買ってきたソーセージとケフィール、列車で食べ残したパンとクッキー、それにアレクセイからもらったマスの燻製で夕食を取る。テレビではイラク情勢についてロシア語のニュースが流れている。今日は風呂にお湯を張って、湯船を堪能したのち、ベッドに入った。