モスクワ(2003/03/30)

今日は日曜日だ。時間が今日からサマータイムに入って、時計の針を一時間先に進ませた。部屋のみんなは外出していって、僕だけは部屋に残って日記を書く作業と、後はベッドに横になって休息する。

お昼は近くのプロスペクト・ミラ駅に行って昼食をとる。しかし、ロシアの店の店員は中国のそれと同じく態度が悪い。大体、無愛想な顔をされて、注文に戸惑っていると舌打ちまでされることはしばしばである。共産主義を経験した国はすべてそうなのだろうか？カザフスタンでも中国でもやはり接客態度の悪さは随所に目立った。しかし、かつての制度も変わって、だんだん良くなっているのだろうとは思った。みんな根は良い人なのだ。どこの旧共産主義国の人たちでも仲良くなればすごく親切になってくれる。そのギャップが激しい。その点、共産主義を体制として経験したことのない日本人のほうが、接客は親身だが、根はどうなんだろう。そんなことを考えながら、ピロシキや菓子パンを食べて、インスタントのスープを飲んで、昼食を済ませた。

部屋に戻って、少し昼寝をした後、外出する。銀行に行ってインターナショナルカードを使ってお金を下ろし、クレムリンそばの地下街に行ってインターネットをする。日が暮れたころ、プロスペクト・ミラ駅に移動して、ここのレストランで昼食を取る。うまかったが、これが結構高かった。320ルーブルもしていた。

部屋に戻って同室の日本人にモスクワの物価について尋ねたところ、彼は二年前にモスクワに少し住んでいたことがあるそうで、そのころより2倍くらいになっているのではないかと言う話だった。これ以上長くロシアに滞在していると、破産してしまいそうである。今日は昨日浴びた冷たいシャワーのせいで風邪気味なので、シャワーを浴びずに早く寝ることにした。

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