モスクワ⇒サンクトペテルブルク(2003/04/01)
eawind
今日は出発の日である。先ず、朝にアメリカ人のおじいちゃんと一緒にレニングラードスカヤ駅に行く。僕はサンクト・ペテルブルクまでのチケットを購入するためで、おじいちゃんは数日後に同地に行くと言うことで下見のために一緒に来た。チケットは問題なく購入した。その後、一旦僕は宿に引き返す。おじいちゃんは町の中心部へ向かっていった。
宿に戻って、ラゲッジルームに荷物を預けることにした。ちょうどあの南アフリカまで行った日本人青年に出くわして、彼も今日中国へ向けて出発するから、荷物を預けるところだと言う。こちらから、出発の時間まで一緒に行動しないかと誘い、先ずはクレムリンそばのインターネットカフェに行く。その後、地下鉄で移動してアルバート通りそばの日本大使館に行く。彼が古新聞を日本大使館でもらうためだ。なんでも、これを退屈になりがちな列車の中で読むのだと言う。彼の方が早めの出発だったので、アルバート通りで別れる。
その後、自分は徒歩でウクライナ大使館まで向かう。少し迷って遠回りをしてしまいながら、何とか時間前には到着。しかし、4時からビザの受け取りが可能と聞いていたが、4時半まで開かないと言う。そばのピザ屋に行ってカプチーノを飲んで時間を潰し、再度4時半に行ってみる。待ち客が多い中、何とかウクライナビザの張り付いたパスポートを受け取り、宿に引き返す。
アメリカ人のおじいちゃんにサヨナラを言うために待っていたが、おじいちゃんは戻ってこなかった。代わりにロシア人学生三人組に会って、そこでまたいろいろと話をする。ニックの家に週末遊びに行くことになっていたが、別の一人のジャックも家に誘ってくれて、こちらも快くOKし、ニックの家の後こちらにお世話になることにした。一緒に記念撮影をして、それから荷物をまとめて駅に急ぐ。
駅前でシャベルマ(肉とサラダを小麦の生地で包んだもの。安くてうまい。)を食べて夕飯にしたのち、列車に乗り込む。列車はカザフからの列車みたいにコンパートメントではない。英語をしゃべれる人を探したが、誰もいない。近くの女性にロシア語辞書片手に会話を試みるが、辞書を引くのに時間が係り、まったく会話にならない。
そんなところなので、さっさと寝る準備を始める。歯を磨こうと思ってトイレに行くと、ロシア人男性が英語で話し掛けてくる。僕のことを日本人だと知っていて、どうしてだろうと言うと、彼は壁を挟んで反対側のベッドに居て、さっきのロシア人女性との会話を聞いていたと言う。トイレ待ちの間、彼と少し会話をする。彼はサンクト・ペテルブルク在住で僕と同じくコンピュータプログラマをしていると言う。何でも、カナダに永住申請をしに、モスクワのカナダ大使館に行ったそうだ。おおくの中国人がよくカナダやオーストラリアに移住したいと話すのを聞いたが、ロシア人もそうなのかと思った。結構、国内事情が不安定なせいだろうか。