サンクトペテルブルク(2003/04/02)
eawind
朝の5時50分に列車はサンクト・ペテルブルクに到着する。まずは宿を探そうと思い、モスクワで買っていたガイドブックを見て、ユースホステルに片っ端から電話する。しかし、英語で話し掛けるとどこの宿もガチャンといきなり電話を切る。英語が話せないからなのだろうが、客に対していきなり切ることはないだろうと思う。
電話が使えないので、ひとまずガイドブックに載っている一番安いホステルまで地下鉄で移動する。ホステルにつくと、レジストレーションの期限が切れているからどうしようもないと断られる。なんだか言っていることが良くわからない。カザフスタンでは一回レジストレーションすればビザの有効期限まで滞在することができた。しかし、レジストレーションを見ると確かに数日前で有効期限が切れている。ちょうどあの豪華なホテルの滞在期間が有効期間になっている。これはやられたと思い、おそらくは再度登録し直すか、国外退去するしかないのだろう。あの高いホテル代を払って、こんな目にあって散々である。このレジストレーションはめんどくさいし、難しいし、大嫌いだ。「レジストレーションのバカヤロー」とつぶやきながら、しょうがなく別のホステルをあたってみる。
地下鉄に乗って別の宿に移動し、インターナショナル・ホステル・ホリデイというところまで行く。ここはフィンランドスカヤ駅に近く、ネヴァ川に面したかなりのロケーションである。レジストレーションについて聞いてみると、どうも私が勘違いしていたようである。モスクワでレジストレーションをしたとき、各ホテル単位で登録するものと思っていたが、どうやら一回でロシアの滞在期間を丸ごと登録できるらしく、再度登録も可能とのことである。それなので登録可能な場所を教えてもらって、そこで登録ができた。しかし、また650ルーブルも取られてである。本当にレジストレーションのバカヤローである。こんな面倒な制度を早く撤廃してくれることを望む。ビザにしろそうである。観光しにくくてしょうがない。
少し、通りを歩いて、インターネットカフェを見つけて、1時間情報集めをし、宿に引き返す。列車で十分睡眠が取れず、朝から宿探し、レジストレーションと右往左往したので、宿に引き返し、ベッドに横になるとそのまま眠りについた。