ミチュリンスク(2003/04/06)
eawind
朝、ニックの家でペルメニという餃子みたいな料理を朝食としてご馳走になり、食べ終えると外出する。昨日と同じようにターニャを呼びに家まで行って、その後はバスに乗って、エフゲニーの家そばまで移動する。
しばらく待つと、エフゲニーと彼の友達のアティヨームがやってきて仲間に加わる。総勢五人になり、先ずはカフェに行って紅茶を飲み、お菓子を食べる。その後はミチューリンというこの町を造った生物学者の博物館まで行ってみる。しかし、日曜日は定休日なので入ることができなかった。
その後、エフゲニーのお兄さんがクルマで迎えに来てくれる。クルマの中はロシアの歌謡曲が爆音で鳴っている。程なく昨日の夜も行ったカフェに到着する。カフェにはお兄さんの友達の警察官二人がいて、すでにウォッカを飲み始めている。僕も勧められご馳走になる。
夕方になると、今度はニックのお姉さん夫婦の家まで行き、夕飯をご馳走になる。ここで凄まじく美味しいボルシチをご馳走になり、食べ終えると、また外出する。このときクルマを運転しているのはエフゲニーで彼はまだ17歳でしかも運転免許がない。しかもさっきウォッカを飲んでいるので飲酒運転である。クルマはカフェにいた警察官から借りたものである。程なく警察の検問で止められる。しかし、お咎めはない。友達が警察官なので問題ないという。また、音楽を爆音で鳴らしながら彼らの知り合いの家に到着する。そこにはエフゲニーのお兄さんと警察官の二人、それからもっと大勢の人もいる。また、ここでもウォッカをご馳走になり、一気飲みをする。
みんなもう酒漬け状態である。昨日、ニックがプーシキンの詩集をプレゼントした話題が出ると、家の人が別の作家の詩集を4冊もプレゼントしてくれた。程なくして、この家を後にする。今度は別のカフェに移動する。ここには生のバンド演奏が行われている。何か歌ってみろといわれて、オブラディ・オブラダを歌う。何か演奏してみろといわれたので、奥田民雄のマザーをギターを弾きながら演奏する。
ものすごく盛り上がっている。そして、またウォッカを飲む。そしてビールも飲む。酒漬けである。自分もものすごく気分が良くなっていて、音楽が掛かるとみんなと一緒に踊る。しばしすると、ニックが帰るよというのでエフゲニーにクルマで送ってもらう。帰るとすぐさまベッドに入り、眠りについた。今日は大変な一日であった。