モスクワ⇒クルガン(2003/04/09)
eawind
朝、起きるとオランダ人とイスラエル人のルームメイトは朝食を取りに行って、いなくなっている。このホステルは朝食が付くサービスになっていて、1階にあるカフェに行く。彼らのテーブルに座らせてもらって、朝食をともにする。僕は今日の19:00から列車に乗ることになっていて、イスラエル人のルームメイトは今日の夜中に列車に乗るということだった。それなので、三人で夕方まで一緒に行動しようということになった。
まずはクレムリンと赤の広場に行く、僕はもう三度目だ。オランダ人の彼は6度目だという。ビザを盗まれたせいで、モスクワに足止めを食らって、暇つぶしに6度も来ているのだという。大変なものだ。クレムリンを一周すると、ボリショイ劇場の方へ足をすすめる。昼時になると、ポテトを蒸して惣菜を添えて食べるロシア式のファーストフード屋に入って腹を満たす。そのあとはインターネットカフェで1時間費やした後、宿に戻る。
宿に着くと列車の出発の30分前になっていて、みなにお別れをして、急いで駅に向かう。途中走ったりもして、ようやく列車にたどり着くと、出発の2分前になっていた。列車の乗り込み用のステップがすでに閉じられていたくらいだ。息切れ切れで列車に乗り込むと、すでに乗客は一杯だった。近くの人たちに挨拶をしておく。経験的に学んだのだが、列車の旅である程度周りの人に挨拶と自己紹介をしておくと、何かあったときにいろいろと助けてくれる。今日も同じようにやっておく。しかし、英語がしゃべれる人はいないようだった。
外の景色を眺めたり、お茶を飲んだりして、時間をつぶす。列車の明かりが消され、寝る時間になる。トイレに行くために通路を歩いていると、男二人と女二人の若者たちが英語で声を掛けてくる。話をしていると、一人の男性が卓球の選手で、モスクワの選手権に出場したあとの帰り道なのだという。その他の若者は彼の応援団だそうだ。しばらく話をした後、写真を取り合って、夜も遅いので「もう寝るよ」といってベッドに横になった。