クルガン⇒キエフ(2003/04/17)
eawind
朝目を覚ますとロシア兵の青年が降りて行って、代わりにおばあちゃんが下のベッドに寝ている。相変わらず、僕はほとんどの時間をベッドに横になって過ごす。たまに車内に売り子がやってくる。ロシアの車内では、グラスや食器のセットを売りにやってくる売り子がいる。モルドバ人の青年はモルドバに住むおばあちゃんへのお土産にたくさんの食器類を買い込んでいる。しかも持ってきていた荷物もたくさんあって、荷物棚は彼のバッグで一杯になっている。
夜になると、ウクライナの国境に着き、パスポートとビザのチェックが行われる。イミグレーションカードが配られ、おばあちゃんが貸してみろといって、僕の代わりに書いてくれる。しかし、間違って書かれたところがあって、車掌室に通され書き直すことになる。書き直すと、国境警備員に「どこに行くのか」、「何日滞在する」と英語で聞かれ、「キエフにたぶん3~4日」と答えると、賄賂攻撃はなく帰される。ベッドに戻ると、おばあちゃんが心配して、賄賂の要求はなかったのかと聞いてくるので、親指を上に立てて問題ないとOKのサインをする。