プラハ(2003/04/28)
eawind
この日はウィーンから一緒に旅行を続けている日本人留学生とプラハの市内観光を楽しんだ。プラハは市内中心部をヴルタヴァ川(ドイツ語名モルダウ)が流れ、古城が佇む歴史と重厚感のある街だ。
朝、宿をでると、道ばたのバラックでは中国人が衣類や靴を売っている。これまで各国をまわって来たが、中国人は外国で一番良く見かけるかもしれない。
まずは、天文時計を見る。一定の時刻になるとちょっとしたイベントとして、中から人形が出て来て、動き回る。こういう時計がそういえば小さいころ、横浜そごうの入り口でも見られたのを思い出した。子供心にこういうのはわくわくして見ることができる。
プラハの街は城壁に囲まれていて、現存しているので、まずは朝方から訪れてみる。石造りの古い階段をいくつも上り、周りを見渡せば、赤い屋根の家屋が360度取り囲んで眺望できる。
一緒に行動していた留学生の日本人と、ヴルタヴァ川の橋のたもとのレストランで、ビールと肉料理を堪能する。なんでも、チェコのビールはドイツのビールと比しても、引け劣らない伝統と味を持っているとのことで、週末になると、物価の安いチェコへドイツ人がビールを飲みにくるくらいだそうだ。
その後、ヴルタヴァ川を渡って、プラハ城のほうへ言ってみる。小高い丘になっていて、ちょうどブラペストで見た城と街との位置関係が似ている。
敷地内には、大聖堂やカフカの家もあったりする。
そういえば、昔『変身』という小説を読んだことがある。朝になって目が覚めると、主人公が巨大な虫になってるという話だ。一夜にして、みんなから嫌われる存在になる。そういう恐怖心って、人権とか、アイデンティティというものを捉えるのに極端だけど、いい題材だと思ったのを思いだした。
いったん、歩き疲れたので、宿に引き返し夕方は昼寝をして過ごす。留学生の彼もベッドで読書をする。夜になり、夕飯の時間になったので、プラハ城の夜景を見に行きながら、レストランを探すことにする。
そして、またビール。とにかくプラハに行ったら、古城を見ながらビール。これに尽きます(笑